[[練習用ページ]] 黄門様にお任せなさい! 納豆印の世界統一記? 〜誰でも出来るヴィクトリア:日本編〜 あー、まずは自己紹介だ。俺が水戸黄門だ。今回の主人公だな。文句あるか? ちなみにオレは江戸住みで江戸っ子で少々言葉が悪い。気にしないでいただきたい。 おいらは江戸っ子の、八ってんだ。よろしくな。 あたいは、同じく江戸っ子の、お花っていうぜ。よろしくな。 では、この口の悪い三人で進行をさせていただく。よろしく。 最近は水戸にも偕楽園が完成し、行ってみたいことよ。わしは江戸常府が約束の水戸家なれば、水戸は意外に縁遠いものよ。 さては大名暮らしの窮屈なことか。 殿様、殿様、事件です! おまえの言うことはいつも同じだな。何が事件なのか。おまえが昼に食った飯が腐っていたのか?アッハッハ! とんでもねえ、殿様!事件です!浦賀沖に異人船がやってくて、打ち払われたそうです・ ほっほっほ、その程度のことか。わしはこういうことがあろうと、常に納豆を食って滋養を養っている。 うろたえる身のバカらしさよ。 すぐうろたえるのは精神修行の至らぬことじゃな。 しかし、殿様、何もなさらぬおつもりで? いや、わしは天下の副将軍なれば、裏で工作しているのだ。副将軍のわし自ら政治を行うとな。 そちらは、わしの目となり耳となれ。 はっは〜〜〜〜。 (幕閣の激しい討議の中、家斉が急逝したとの知らせが入る。これにより、水戸の副将軍家が、幕政参与をすることになった。) う〜ん、幕政参与の資格がない、水戸家でも何か出来そうだ。俺って何気に運がいい?? さすが、水戸様。頭のよさが違いますねえ。で、何をなさるおつもりで? うむ、とりあえず殖産強兵がよかろうと思う。 オレの知り合いの、 これとか、 これの助けを借りることにした。 まず、日本国は鎖国をしている。これが前提である。未だ非文明国扱いである。よって、貿易以外にはすることがないのだ。 まあー増税は出来るか・・・・ 殿様、それはご勘弁を・・・・ というのでやめた。大増税は長期的に見てマイナス、だと判断する。よって、ひたすら関税収入を貯め、後日に期することとする。 延々と貿易収入は増え続け、五桁にも達し、金余りの状態となってくる。 間宮森蔵というものが樺太を探検したので、清から買い取ることにした。 てっきり日本のものだと思っていたが、北は清に属し、南にしか日本の居留地がないのだという。 権利関係をはっきりさせた方が、のちのちのためだと思ったのだ。北の強露のうわさは「おらんだ」より聞き及ぶでなあ。 これと同じ理由で、沖縄の権利関係もはっきりさせる。よって、幕末の大乱の寸前にはこのような図になる。 正直言うと、かなりの後進国である。このまま行けば、他国に併呑されるのは、ごく自然の成り行きだと思われる。 よって、この後進性を打破するのは、以下のことが必要だと思われた・・・・ 1 開国 2 近代化 どうだ、すごいだろう! いやー、簡単なことだと思いますが・・・・・ (・・・・・無言) 殿様、機嫌を直して!!!! (あいつは正直すぎるな・・)えっと、そういうわけで・・・・・ 正直言うと、やる事がないのだ。開国まで様子見だな。 ここで幕府を革命すれば、容易に外国との関係を良好にすることが出来る。 3回くらい繰り返せば、技術の2つは購入でき、より海外の領土も増えるであろう。 だが、いかにも騒乱を起こすと言うのはいかにも為政者らしくない。よってわしはしない。 (詳細は他の人が書かれたハワイの巻を参照のこと) ひたすら無為に過ごすのも何なので、開国後に向けた工場つくりだけはやっておく。 開国前は、交換レートや、インフラの不整備等の理由から、何も出来ないので無理をしてまで 工場は稼動させないこととする。 工場は以下の要綱にそって建設した。 北海道 : 貧乏で人口が少ないので、食い物関連ということで、 缶詰工場とワイン工場 東北 : 飢饉になると人が多く死ぬことを踏まえ、 資金的に余裕を生むよう、儲け頭の衣服工場と 反物工場を建設。 関東 : 早期に工業化するための必要物資の生産に全力を挙げること。 よって、製鉄所、大砲工場、製紙工場、製材工場 製鉄所は世界最高レベルの産出量を目指し拡張する。 製紙工場は新聞その他の啓蒙に役立ち、製材所は鉄道に必須の枕木を生産する。 東海 : 関東に同じで、主要産業をここに集める。 (基本にあるのは、ガラスであり) 衣類工場、爆弾工場、弾薬工場 ここの衣類工場は2次的に利用するものとし、主たる目標は弾薬と爆弾の安定供給とする。 近畿 : 関東に同じで、主要産業をここに集める。 (基本は酒類とガラスであり)、弾薬工場、小銃工場、家具工場、製材所 家具も輸出品としては魅力ある品目であり且つ、輸入に困難を生じやすいので前もって自活できるようにした。 主たる生産物は、弾薬と小銃、家具にする。 北陸 : 漁業が中心の貧困地区であることから、目玉産業である、高級服工場を建設することにした。 中国地方 : 関東に同じく、鉄鋼と、不足しがちな製材所を建設することにした。 四国 : 船舶の建設に必須の製材と鉄鋼を主目標に、拡張した製材所と製鉄所を建設する。 九州 : 有り余る石炭資源を生かし、コンクリート工場を建設する。 以上を基本計画とし、これの他に、世情の安定のために、各地方に国分寺の建設を推進、宗教家対策に留意する。 恐らくはこれだけで列強になるはずである。(!) また、開国後の速やかな行動を促すため、帆船隊の育成に留意することとした。 〜〜〜〜〜1860年半ばに維新はやってきた!〜〜〜〜〜 あーあ、きちゃたよ、維新。維新電信なんちゃって。 (・・・・・・) (うけないのか。。。。。。。うっ 泣き) (気を取り直して・・・・) では、国政だ。まず開国して工場の工員の育成である。素直に黄門様がやった方が早いし うまくいくので自分でやる。 基本的には、農村を生かしつつ、工場の育成を図ることを基本に、 農村人口から一部を抽出して工員にする。 優先順位は、鉄鋼・製材・コンクリートとそれ以外、とする。これは鉄道を最優先にするためである。 鉄道は社会インフラと同義となっており、これがないと始まらないからである。鉄道は全国に引くことを基本とする。 これは離島ににも同じ。 これによって1870年前には全国に鉄道が敷かれ、工員もほぼ配備された。 これよって、気がつけば列強、である。21位から夢中で列車を引くだけで列強7位である。 準備は整った。あとは海外に展開するのみ。 旧弊士族を解体し、新式軍隊を育成すると共に、海軍力の整備も果たす。 海軍は当面、国庫に影響を及ぼさない程度とする。 輸送帆船12隻に、護衛戦力船3隻というもの。 陸軍は正規兵6個師団、予備役24個師団という小規模なものである。 これであれば、国庫にも影響はあるまいて。 (・・・・) 何だ、八。不満があるのか? これで対外戦争とは少ないのでは??? それが用兵の妙、というものじゃ。おまえは愚か者よのう。あっはっはっは・・・・ 1971年、いきなり仁川から日本軍は侵入した。あっという間にソウルを陥落させた後、西郷率いる日本軍は 朝鮮の主要陣地を抜き、10ヶ月ほどで全土を占領、併合した。 早期の開戦と併合は、わが国の基本政策の正しさを証明すると共に、国内の不満勢力を黙らせ、以後の効果的な 国政に大いに資することになったのはいうまでも無い。 韓国を併合後は、たまっていた庶務をこなす。つまりは停滞していた開発の再開と、韓国全土に鉄道を敷くことである。 韓国は以後の発展の足がかりになるため、重要根拠地として撫育される必要がある。 よって、全土に鉄道を敷くと共に農場の拡張にも手を染める。 韓国の農場を拡張したことから、日本の農民人口を徐々に工員に誘導していく。 ただし、日本国内の方が生産性が高いため、性急な農村の閉鎖には至らない。 このあたりになると世界でも有数の工業大国となっている。 清国はロシアに交通権を貸与したため、ロシアと清の戦争は起こらず、沿海州が清国領のままとなっている。 次はここらあたりにある、莫大な工業物資を狙うこととする。 10年後の開戦をめどに、新5ヵ年計画を発布する。 5ヵ年計画の重要目標として以下を掲げることに決定した。 1 財政の均衡化 = 基本的に借金をしない 2 微笑み外交 =技術を海外より購入することとし、相手国をベルギーとし ベルギーに対して友好政策を取ると共に、積極的にベルギーに働きかけ ベルギーより先進技術を導入する 3 工業の育成 基本的なものは既にあるので、これを拡張していくことを基本にする。 まず、衣服工場、製材所を大幅拡張すると共に、進水船腹の数を大幅に増やし 造船大国化することを目標とすると共に、高級服、家具、高級家具、などで世界的に シェアを拡大、世界市場支配を目的とする。 4 軍隊の近代化 引き続き軍隊の近代化を進めるが、高額な装備には手を出さないでもっぱら技術の向上に励む。 海軍は別に一層の近代化を進め、帆船時代を脱し、鉄鋼船の時代に入るよう、鋭意努力する。 5 植民地政策 全土に内地と同じインフラを設け、対外戦争の準備とする。 とした。これの他に石油時代を見越して東南アジアに進出しようとしたが、既に遅く、ブルネイはイギリスに併合されてしまった。 欧州ではこの間、イタリアが成立し、大いに国威を伸ばすことに成功するも、イギリスは激しいロシアとの戦争で没落、 ドイツ、アメリカに遅れを取りがちになってきた。 オーストリアはイタリア統一戦争には耐えるも、その後大きく遅れを取りがちになり、オスマン帝国よりも後位に甘んじる結果となっていった。 一時期はドイツと同盟してロシア一大攻勢をかけ、進撃のスピードは猛烈であったが、結局は国境線は変わらず、逆に国威を失墜することとなった。 フランスはスイスを一部占領するなど目覚しい動きがあったが、ドイツと激しく戦い、国力を損なう結果となった。 フランスはイタリアと同盟したドイツと戦い、大いに苦戦している・・・・。 そんなこんなで、気がつけば工業力世界一に。各種生産物でもイギリスを抑えることが多くなる。 イタリアやドイツ、アメリカの台頭がめざましい。イギリスは一次産品以外ではトップに立つ事が少なくなり、 船舶・高級品は日本がトップを占めることが多くなってきた。